店長の加工日記『Anti-Fog∑ アンチフォグ・シグマの製作手順④』
ここから一気に完成まで。
まず、グレー(+)の配線を前方(写真の右方向)に引き出します。
黒(-)の配線は、前方で折り返して先端は後方(写真の左方向)に出しておきます。
詳しくは下の写真を参考にしてください。
次にコネクタのピンを加工します。(ここから力業になります)
まず、コネクタのピンを抜きます。
※一気に赤(+)と黒(-)を抜いてしまうと極性を間違えやすくなるので、片方ずつ作業することをお勧めします。
写真のように、ピンセット等で、ピンの爪を押しながらケーブルを後ろに抜きます。
ピンを抜いたら、ニッパーを使ってピンの後端でケーブルを切断します。
ケーブルを切り離したら、さらにケーブルの被覆部分をかしめている部分を写真のように切り落とします。こうしないと新しいケーブルをハンダ付けした際にコネクターの中に入りません。
写真の位置で新しいケーブル(グレー)をハンダ付けします。
ハンダ付けしたピンを再びコネクターに挿す前に、ピンの抜け止めの爪をカッターの刃先などを使って起こしておきます。
ピンをコネクターに挿したら、ケーブルの長さを整えます。
写真のようにケーブルを伸ばし、約21mmの位置で切断し、先端から約2mmの位置で被覆に一周切り込みを入れます。
先ほどと同様にもともと伸びていた黒(-)ケーブルを引き抜き、ピンも同様に加工します。
※このケーブルの長さも本体の寸法を変更している場合は調整が必要です。
ピンは本体の黒(-)ケーブルにハンダ付けします。
ピンの爪も先ほどと同様に起こしておいてください。
コネクターに黒(-)ケーブルのピンを挿します。
コネクターにつながっているグレー(+)のケーブルは本体前方に引き出しておきます。
コネクター先端を写真のように本体に差し込みます。
コネクター後部を本体に押し込みます。
続いて付属のスイッチの接点を加工します。スイッチの接点が3点×2対ありますが、
どちらか片側の対をカットします。
真ん中と片側の対を残します。
スイッチの接点が外側に開いていますが、スイッチ本体プラスチック部分に沿って
写真のように内側に曲げなおします。
接点2対(4か所)に予備ハンダをしておきます。
スイッチを写真の向きで、本体と上面が同じ高さになるくらいまで押し込みます。
スイッチの2対の接点それぞれに2本のケーブルをハンダ付けします。
それぞれの対のどちらかの接点にハンダ付けできればいいです。
ハンダ付けできたらスイッチの両端をピンセットなどで押して、本体の中に押し込みます。
この時、写真の左側の方が形状の問題できつくなりますので、左右交互に押しながら高さを調整しつつ
左右均等に押し込んでください。
その際、スイッチ裏面のスイッチのツマミ位置を調整して、本体の穴と干渉しないようにして最後まで押し込みます。
必要であればベルクロを取り付けます。
本体左右の三角、四角の溝に合わせた切り出したベルクロシートをアロンアルファ等接着剤を用いて接着してください。
ここまでで全ての作業が完了です!!
わかりにくい箇所があれば電話または問い合わせページからご連絡ください!
お世話になります
この間、アンチフォグシグマを
購入させていただいたのですが
充電するためのケーブル等のお話を
聞き忘れてしまいました。
よろしければバッテリーのコネクタの
形状の名称とオススメのケーブル等
ありましたらお教え頂けますと幸いです
お問い合わせありがとうございます。
充電に関してはバッテリーから出ているバランスコネクターを一般的なリポバッテリー用の接続端子につないでいただければ充電可能です。
もう1本の電力ケーブル(アンチフォグ∑本体に接続するケーブル)はHubsan X4 H107Cなどの小型ドローン用として広く用いられているものになります。
Amazon等でオスメスのセットなどが多数販売されています。